悪者にされたケミカルナプキンの歴史
最近では、布ナプキンを推奨する声も多く、すっかり悪者にされつつあるケミカルナプキンですが、実際のところはどうなのでしょう?
このことを語るためには簡単にナプキンの歴史からお話ししたいと思います。
今でこそコンビニやドラッグストアで簡単に手に入るナプキンですが、実はその歴史はとても浅く日本でナプキンが使用されるようになったのは昭和36年頃と言われています。
しかし、この頃のナプキンは非常に高価だったため、一般的に使われていたか?というとまだまだごく一部の女性のみの使用だった可能性が高いと思います。
では、現在のナプキンの原型はというと、昭和53年に高分子吸収体を使用したナプキンがロリエから発売されました。
ということは、現在悪者にされつつあるケミカルナプキンの歴史はたった39年ほどということになりますね!
私たちは実験台?!
ちょっと言葉が乱暴ですみません。
まだまだ歴史が浅いケミカルナプキン。
ということは、【これを使ってみて実際どうなのか?】という部分に関しては、まさに私たちのカラダを使っての人体実験を現在進行形でしているようなものですよね。
ちょっと、恐ろしい。。。
でも、個人的には【正と悪】の議論よりも、そういう側面もあるよね。
という考え方が好き♡
人というのは基本的に自分が信じていることを正しいと思い込みたい生き物だし、その考えに共感してくれたり、賛同してくれる人が多ければ多いほど、パワーを感じ自信が溢れていくものかもしれません。
でも私が興味を持つのは、正しいかよりも、【あらゆる側面】を見つけること。
自分が正しい!と思っていたことに【本当にそうなのかな?】と常に???を見つけ色々な角度からそれを眺めてみるのが好きです。
答えは自分の中に
もしあなたが現在、辛い生理痛や、生理不順、PMSによるイライラや不妊に悩んでいたとして、その原因は【ケミカルナプキンのせいでした!】と胸を張って断言できる方はいらっしゃいますか?
だとしたら、それは何を根拠に言っているでしょうか?
ネットに書いてあったから?
信頼している人が言っていたから?
お医者様に言われたから?
本で読んだから?
実際に布ナプキンに変えたら生理痛がなくなったから?
それらの情報が本当に正しいとなぜわかるのでしょうか?
私が講義の中でよく生徒さんに言う言葉があります。
『答えは自分のカラダとココロの中にある』
『自分のカラダとココロの感覚を大切にしてください』
と。
外側に答えを求めれば求めるほど、情報に翻弄されてしまいますからね。
で、結局のところケミカルナプキンてどうなの?
答えはわかりません。
(無責任だと言われてしまうかもしれませんが、これが私の中の最大限誠実な答えです。)
しかし、私の考えをお伝えするとしたら、ケミカルナプキンだけではなく【オーガニック紙ナプキン】や【布ナプキン】の存在を選択肢として知っておくのは賢明だと思います。
なぜかというと、生理痛や生理不順、不妊などの症状が出てきたときに【原因を見つけたり、対処法を見つける選択肢の幅が広がる】から。
試しに布ナプキンにしてみたら、生理痛が軽くなったのであれば、あなたにとっての正解はそれだし。
ケミカルナプキンを使い続けていても、何の不調もなく健康体そのものなのであれば、それがあなたにとっては正解だし。
ケミカルナプキンでも布ナプキンでも、ひどい生理痛は変わらないというのであれば、他の原因の可能性を見つければいいだけ。
広い視点が人生を豊かにする
ということで、何が正解か?を追求しだすと、情報化社会の現代では情報に振り回されてしまいます。
しかし、【あらゆる選択肢を持つ】という視点になれば、物事の正しさよりも、自分にとってどうなのか?にフォーカスすることが可能になります。
決して傍観者にならずに、自分のカラダとココロの声をしっかり聴いて、自分にとっての正解は何なのかを見つけてみてくださいね♡
ということで、ケミカルナプキンを悪者にするのはちょっとズレているかも?!という私の考えでした^ ^
[template id=”1175″]