女性ホルモンは多いほうが良い?
女性ホルモンの存在は女性の一生に大きく影響します。
その最も大きな例が毎月の生理です。
女性ホルモンとは何か?!という質問に答えるとしたら、【毎月の生理を起こさせているもの】で【女性の妊娠・出産を作り出しているもの】と言えます。
女性の体は妊娠・出産をするために柔軟に変化するよう遺伝子に組み込まれているのかもしれませんね^ ^
しかし、柔軟さを持ちつつも、生理のバイオリズムに合わせて心や体が影響を受け、そのめまぐるしい変化についていけず、振り回されてしまっている女性も多いのが事実。
女性の体は本当にデリケートですね。
さて、この女性ホルモンですが、人によって多い・少ないがあるのでしょうか?
また、多いほうが良いのでしょうか?!
どうしたら増やせるのか?そんな質問もよくいただくので、私なりの答えを書いてみたいと思います。
まず、結論から言うと、多い・少ないという表現は適切ではないかなと感じます。
ではどういうことか?
バランスよく分泌されているか?!
そう、一番大切なのはこちら!
多い・少ないではなく、きちんとバランスよく分泌されているか?ということなんです。
これに関して言えば、分泌量が少なく生理不順やPMSの症状に繋がってしまっている可能性はあるかもしれません。
しかし、【ではどうしたら増えるのか?】という発想ではなく、【どうしたらバランスよく分泌されるか?】に焦点をおくことが大切ですよ♪
多い人が正常で、少ない人は異常という考えは手放しましょうね。
バランスよく分泌させるには、普段の生活習慣が最も大切です。
・しっかり質の良い睡眠を取れていますか?
・ダイエットのためと偏った食事になってはいませんか?
・1日中座りっぱなしで運動不足ではないですか?
・シャワーで簡単に済ませてはいませんか?
・コンビニ弁当やスーパーのお惣菜ばかりに頼ってはいませんか?
・ストレスをうまく発散できていますか?
どうしたら増やすことができるのか?を考える前に見直すべき点は日常の中に隠れていますよ。
増やすことばかり考えることの落とし穴
たまにこんな方をお見かけします。
【女性ホルモンを増やすのに豆乳がいいと聞いて、毎日しっかり摂っています!】という方。
豆乳に限らず、大豆製品をしっかり意識して摂っていますという女性も多いです。
もちろん、女性ホルモンに限らず、大豆は体に良いので積極的に摂っていただくのは大賛成なのですが、【女性ホルモンを増やすために】という意図で摂っているとしたら要注意なんです!
大豆に含まれる大豆イソフラボンは、2種類ある女性ホルモンの中でもエストロゲンを補うもの。
そう、先ほどもお伝えした通り、女性ホルモンはバランスが大切。
なので、エストロゲンばかりを増やすことには思いがけない落とし穴が隠れているのです。
病気のリスクが上がる?!
大豆で女性ホルモンを増やそうと頑張っているあなたは要注意!
大豆イソフラボンにはエストロゲン様作用があるので、補っているのはあくまでエストロゲンのみ。
そして、エストロゲンは過剰になると子宮がんや乳がんなどの婦人科疾患のリスクが高まると言われています。
何事もバランスが大切!
大豆の摂取もほどほどにしましょうね。
そして、食事も何かで補おうとするのではなく、【バランス】を意識してみてください♪
“適当”にやりましょう。
考え方も、選択も、女性ホルモンもバランスよく。
合言葉はバランスです^ ^
是非、あなたの生活のバランスはどうか見直してみてくださいね。
何かの不調を感じているとしたら、改善点は生活の中に必ず隠れています。
当サイトはEASE女性のクリニック丸山院長監修のもと、配信しております。