こんにちは!
ブログにご訪問いただきありがとうございます。
女性ホルモン専門家の西村留美です。
今日はご相談の中でも断トツに多いピルについて書いていきますね。
あくまで私個人の考察ではありますが、ご参考になれば幸いです^^
ピルが良いか悪いかに関しては、私自身が長年かけて探求してきたテーマの一つです。
世の中には様々な考えが存在し、例えば医学部では同じ勉強をしてきている医師でさえも、ピル賛成派と反対派がいるわけです。
溢れる情報の中から正しい情報を得るのは至難の技なんですよね。
だって、人によって意見がまったく違うんですから。。。
そして、正しいか間違っているかの視点こそが少しずれていて、究極的にはどちらも【その人にとっては正しい】というのがホントのところ。
なので、あなたにとっての正解さえ見つかれば、他の人と比べる必要はないということなのです。
溢れる健康情報に振り回されない唯一の方法は【自分にとってどうか?】この一点に集中すること。
ただそれだけです♪
私の場合は、仕事として多くのクライアント様のご相談を聞かせてもらっている分、自分にとってどうか?と同時に医学的にどうなのかや、自然のリズムやサイクルとしてはどうなのか?科学者の間ではどんな論争がされているのかなど、多角的な視点が必要で、そこに自分自身の経験とクライアント様の実例を元に、ようやく自分なりの答えを導き出しました。
その結論というのが
『賢く活用するのはOK』
というものです。
あくまで中立な意見に落ち着きました。
まず、私は長年の間、できればピルは使用したくないという考えの中にいたんですね。
理由としては
●PMSに苦しんでいた20代の頃、一度低用量ピルを試したが、ひどい副作用で服用を中断したため。(この経験から無意識にピルは怖いものというイメージが刷り込まれていた)
●薬でコントロールすることで、体本来のリズムを崩してしまうため。(自然のリズムに反する気がしていた)
●長年ピルを服用していて、ピルをやめた途端、また生理がこなくなってしまい悩んでいるクライアント様をたくさん目の当たりにしたため。(やっぱり薬では根本解決にならないという確信を深めた)
主に、これら三点を理由に、できればピルに頼らないライフスタイルが良いと考えてきました。
現在も、基本はこのスタンスに変わりありません。
しかし、産婦人科医の方々に直接ピルについての知識や考えを聞けば聞くほど、もしかしたら私の考えは偏ってしまっているのではないか?
という疑念が募りました。
産婦人科医の先生のお話をまとめると
●現代女性のライフスタイル自体が変化し、生涯月経回数が450回〜500回と昔に比べ10倍近くも増えている(昔は50回〜100回)
●月経回数の増加により子宮や卵巣に負担がかかっている(毎月の出血や排卵時の細胞損傷、子宮内膜症になる確率も上がる)
●妊娠・出産を望むなら、そして仕事も頑張りたいのならピルで生理(排卵)をコントロールして妊娠を望むときまで子宮や卵巣を休ませてあげることが大切(ピルを服用すると排卵が止まります)
●ピルを服用することで、生理痛やPMSの症状が解消にもつながるため、仕事ややりたいことに打ち込めるようになる。(QOLの向上)
このように、現代女性のライフスタイル自体が自然なものではなくなってきているからこそ、ピルでコントロールしてあげることで、QOL(生活の質)が向上するというのです。
確かに私は、体の自然のリズムを大切にしていたけれど、ライフスタイル自体が自然ではなくなってきていて子宮や卵巣に負担がかかっているのだとしたら、ピルを賢く活用することも現代女性がこれからの時代を生き抜くためには、選択肢としてありなのかもしれないと思ったのです。
ただし、ここでとても大切なこと!
勘違いしてほしくないことがあります。
それは
【ピルさえ飲んでおけばいいや!】
とは決して思わないでほしいのです。
体に出ている症状はすべてに意味があります。
ただなんとなく出ている症状はありません。(この時点を未病や不定愁訴といい、ケアをすれば健康に戻すことができる段階です)
生理痛もPMSも生理不順も体の声を聞き、自分と向き合うチャンスなのです。
きちんと栄養が摂れてる?
きちんと消化吸収できてる?
きちんと寝れてる?
体はどこか冷えてない?
ストレスはたまってない?
問題の根本を見つけ、しっかりと解決していかなければピルを服用したとしてもそれはごまかしているだけで根本解決にはなりません。
なので重要なのは、食事や睡眠などの生活習慣を見直しながら、上手にピルを活用していくという考え方です。
これが、私がたどり着いたベストな解でした^^
やはり、バランスが大切なんですね。
現在も、ピルはどうなんでしょう?というご相談が後を絶ちません。
繰り返しますが、そんなあなたへの私の答えは
『活用してみてもいいと思います^^ただし、同時に自分自身と向き合い、生活習慣も見直して根本解決していきましょうね♪』
です。
そして、ピルにも副作用があったり、服用を控えた方が良いケースもありますので、まずはきちんと婦人科を受診しましょうね。
私はピルの処方はできませんが、根本解決のための生活習慣の見直しやアドバイス、体質別のセルフケア指導を含むカウンセリングやコンサルティングをメインに行っています。
ピルも活用しつつ、自分自身の生活をきちんと整えていきたいといあなたは、是非カウンセリングにお越しください^^
カウンセリングはオンライン(ZOOM)で行うため、世界のどこからでもお申込みいただけます。
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良い悪いではなく、賢く活用して、しなやかに人生の波を乗りこなしていきましょう♪
女性ホルモンを制する者は、人生を制する♡
少しでもお役に立てますように。